未成年者の性的人身売買などの罪に問われ、2019年勾留中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告に関連する300万ページに及ぶ書類が追加で公開されました。そこには保護するべき被害者の実名や写真などが含まれており司法省のずさんな対応に非難が広がっています。
先月30日金曜日、司法省は2000本のビデオと18万枚の写真を含む新たに300万ページに及ぶ捜査資料を公開しました。これまで公開されたものも含めると合計350万ページが公開されたとしています。
これは、去年11月エプスタイン元被告に関する全ての捜査資料を公開する法案を議会で可決したことを受けたものです。当初、公開期限を去年の12月19日としていましたが一ヶ月以上遅れての公開となりました。
ジョン・デイ刑事事件弁護士
「エプスタインの人脈の広さに驚きます
ウッディ・アレン、ビル・クリントン、スティーブ・バノン、ドナルド・トランプなど
政治、経済、エンタメとさまざまな分野のエリート層の中心人物でした
彼らが求める何かを持っていたことがうかがえます
それが被害にあった女性だったのか、何か他のものだったのかが問題です」
セックスと金だけだったのかが問題です」
今回公開された資料には、去年この問題で称号を剥奪されたイギリスのアンドルー元王子が女性の横で四つんばいになっている写真。マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が、ロシア人少女との性交渉で性感染症にかかり、薬を調達したことが記されたEメールなどが含まれています。
ゲイツ氏は文書の内容を否定していますが、元妻、メリンダ・フレンチ・ゲイツさんは.
メリンダ・フレンチ・ゲイツさん
「どんな少女であってもエプスタインたちにあわされたような状況に置かれてはならない」
今回公開されたEメールの内容については、最も辛い思い出を蘇らせるとした上で。。。
メリンダ・フレンチ・ゲイツさん
「私はそれを過去のものにしました
残りの質問は元夫を含む人たちが答えるべきです」
司法省は今回公開された資料に基づくあらたな訴追はないとしていますが、公開された資料には黒塗り部分が大量にあり民主党議員らからトランプ大統領を擁護していると非難する声が上がっています。これに対し司法省は「被害者保護」のためと弁明しています。
司法省
トッド・ブランシュ副長官
「(共犯者の)マクスウェル受刑者以外の
女性の写真や映像は黒塗りしてあり
女性のみを黒塗りするのが不可能な場合のみ男性も黒塗りしています」
司法省はこのように述べていますが、実際は女性の顔がそのままで男性の顔が黒塗りになっているものが複数あり、 さらに100人近く被害者の名前や個人情報が誤って公開され,司法省はウェブサイトで公開した資料のうち数千ページを削除する事態となっています。また、複数の重複した資料が異なる黒塗り箇所で公開されているなどずさんな情報管理が非難されています。