アメリカ西部の伝統の行事、ロデオを巡って議論が巻き起こっています。
ロサンゼルス市ではロデオを禁止する条例が審議され、賛成派、反対派が意見を交わしました。
ロサンゼルス市議会では5日火曜日、市内でのロデオを禁止する条例制定に関する審議が行われ、禁止に反対する伝統的な馬術競技や乗馬指導に携わる人々などが集まりました。
ロドリゲス議員「最初に戻って、正しい理解を促す機会です。ロデオは我々の宝で、こういった伝統を守っていくべきです」
文化を守ると主張する議員の一方で、ロデオの禁止を推進する議員は、ロデオは、動物虐待だと主張します。
ブラメンフィールド議員「条例の改正は文化や乗馬の話ではなく、動物虐待を防止する話です」
審議の会合には賛成派、反対派も参加してそれぞれの考えを主張しました。ロデオ禁止に反対する人は、市が馬やその他の動物に関して文化的な生活様式を踏みにじろうとしていると主張しました。
反対派「念願の馬を所有し、全身全霊で世話しています伝統を子供たちに受け継がせたいこれらの伝統が失われてしまうのは残念です」
この日議論が交わされたロデオ禁止条例案は、出席した審議委員の全員が賛成、ロデオの動物虐待の側面を持つ、競技の訓練や、イベントなどは禁止され、一方、伝統的な面での馬術行事などは継続する修正案も盛り込まれました。