連邦議会議事堂襲撃事件の捜査が進められています。
暴徒化したトランプ大統領の支持者らが議事堂を襲撃した事件が起きた前日に、FBI連邦捜査局のバージニア州の支部が内部文書で武装集団による抗議活動を警告していたことが、12日火曜日、明らかになりました。当局は、ワシントンDCのFBIとも情報は共有されていたとしています。この事件で5人の死亡が確認されています。そのうち1人はデモ隊に対峙した議会警察の男性警察官でした。
FBI連邦捜査局は、議事堂に侵入したデモ隊の顔をソーシャルメディアで公開し、情報提供を求めています。 10万件を超える情報がよせられる中、司法省は、12日火曜日までに70人を起訴したと発表しましたが、まだ氷山の一角に過ぎないとしています。起訴された人物の中には、ペロシ下院議長の演台を持ち出したとして盗難などの罪に問われた容疑者や、暴力的な不法侵入などの罪に問われた、Qアノンと呼ばれる陰謀論の信奉者も含まれます。この容疑者はアリゾナ州の刑務所に身柄を拘束されており、母親によると食事を拒否しているということです。 母親は「息子はオーガニック食品でないと、体調を崩して病気になります。」とメディアの取材に答えました。
デモ隊との衝突で負傷した警察官や、議事堂内に侵入したデモ隊が議会へと向かわないよう、 反対方向へ導いた勇敢な警察官がいる中、11日月曜日、少なくとも2人の議会警察官が停職処分になったことが明らかになりました。そのうち1人は、デモ隊と写真を撮影していた警察官です。その他にも最大15人が捜査の対象になっているということです。