長引く新型コロナウイルスの蔓延に加えて、悪天候などの影響を受け、全米で食料品など日用品の品不足が深刻になってきています。
全米のスーパマーケットで棚から食料品が消える事態が増えています。買い物客らは「棚が空っぽだよ。」「肉もトイレットペーパーもないわ。クレイジーよ。」と語りました。原因について専門家は、オミクロン株感染拡大による労働者不足、パンデミックによる供給網の混乱、家で食事をする人が増えている、運送業者の人手不足による輸送費高騰、悪天候などによるものだと分析しています。経済専門家は「複数の問題が同時に発生し最悪の事態となっています 。」と語りました。
品不足は食品の広い範囲に及んでいます。買い物客は「マヨネーズを買いたいのに、この1カ月ずっと売り切れている。」と語りました。消費者団体の調査によると、スーパーマーケットなどの食料品店では、通常は全体の7%から10%が品切れの状態ですが、現在は食品と飲み物の約15%が品切れだということです。経済専門家は「規模の小さい店の方が品揃えが良いようです。小さな店は回転が早いので商品の配達回数が多いのです。」と語りました。