トランプ前大統領、バイデン大統領に続き、ペンス前副大統領の自宅からも機密文書が見つかりました。
24日火曜日、インディアナ州にあるペンス前副大統領の自宅から、副大統領時代の機密文書が見つかったことが明らかになりました。ペンス氏は去年11月、ABCニュースのインタビューで機密文書は一切持っていないと明言していました。
ABCニュースキャスター: インディアナ州の自宅オフィスにいますが、機密文書を持っていますか?
ペンス前副大統領: いいえ
ABCキャスター: ホワイトハウスから機密文書を持ち出す理由があると思いますか?
ペンス前副大統領: 持ち出していい理由はありません。特に安全でない場所へは。
ペンス氏の個人弁護士は「機密文書は不注意で箱詰めされ、インディアナ州へ運ばれた」としています。今月、バイデン大統領の自宅から機密文書が見つかった報道を受け、ペンス氏が自宅を確認するように弁護士に依頼したところ、未開封の箱の中から機密文書約12点が発見されたということです。ペンス氏は、機密文書を保持していたことに気付いていなかったとし、発見後すぐに安全な場所に保管し、国立公文書館に連絡した上でFBI連邦捜査局に文書を引き渡したということです。
一方、20日金曜日、デラウエア州にあるバイデン大統領の自宅をFBIが捜索し、新たに副大統領時代と上院議員時代の機密文書が6点見つかったということです。
これまでにトランプ前大統領、バイデン大統領、ペンス前副大統領の自宅から機密文書が見つかっていることから、連邦議会上院の情報委員会は、行政の管理システムに問題があると指摘しました。上院情報委員会会長の民主党マーク・ウォーナー上院議員は「ありえません。他の前任者も所持しているかも。」と語り、上院情報委員会副会長の共和党マルコ・ルビオ上院議員は「何が起きているのか。明らかに行政の管理システムに問題があります。」と語りました。
国立公文書館は26日木曜日、レーガン元大統領までさかのぼり、過去6代の大統領と副大統領に機密文書や公文書などを保持していないか再確認するよう要請しました。