アメリカ連邦最高裁判所のリベラル派で最高齢の判事が、27日木曜日、バイデン大統領とともに会見を行ない、正式に引退を表明しました。
27日木曜日、アメリカ連邦最高裁のスティーブン・ブライヤー判事83歳が、27年間勤めた最高裁判事の席を退くことを正式に表明しました。ブライヤー判事はクリントン大統領に指名され、リベラル派の判事として知られています。
アメリカ最高裁は9人で構成され、現在はトランプ大統領が指名した3人の判事を含め、6人が保守派を占めています。このため、後任の承認に必要な上院での過半数を握っている民主党は、11月の中間選挙前のなるべく早い段階で承認手続きに持ち込む構えです。バイデン大統領は史上初めてとなる黒人女性を最高裁判事に指名するとしており、後任候補が注目されています。