アメリカの広い範囲が強風を伴う吹雪に見舞われ、気温も大幅に下がる中、光熱費の高騰が懸念されています。
冬の大荒れの天気で気温が下がる中、止まらないインフレ。全米で光熱費が高騰しています。市民は「限られた収入でのやりくりは大変です。」と語りました。
アメリカ商務省が28日金曜日に発表したところによりますと、インフレの指標となる去年12月の個人消費支出価格指数は、前の年の同じ月と比べて5.8%上昇し、1982年以来の高い伸び率となりました。冷暖房の専門家は「消費者には大打撃です。」と語りました。
主に天然ガスを使用する家庭の約半数が、去年に比べて暖房費が平均30%増加すると試算されています。主に電力を使用している約41%の家庭では、去年に比べて6%暖房費が上昇するということです。石油は43%、プロパンガスは54%、それぞれ高騰するとみられています。
冷暖房の専門家はエネルギースターマークがついた家電の使用、そして窓などへのちょっとした工夫で、断熱効果を10%高めることができるとしています。冷暖房の専門家は「隙間を埋めるだけでも効果的です。ちょっとした作業で光熱費を減らせます。」と語りました。エネルギースターマークは、政府が定めた省エネルギー基準を満たした家電製品やオフィス機器に付けられているもので、このマークのついた製品を使用すれば、光熱費の節約になります。