強引な割り込みとあおり運転が原因で起きた「ロードレイジ」の銃撃事件、その緊迫の映像が公開されました。
事件は、去年6月フロリダ州の高速道路で、朝の通勤ラッシュの時間帯におきました。運転している男が別の車線に強引に割りこむと、割り込まれた車が後ろから 男の車に接近したり、クラクションを鳴らしたりして、あおり運転を始めました。あおり運転をしていた車がスピードをあげて横に並ぶと、男の車に何かを投げつけました。その直後、男は相手の車に向けて10発以上、発砲を繰り返しました。双方の車は銃撃により穴が開きましたが、奇跡的に死傷者はいませんでした。
男は、相手が銃を撃ったと思い発砲したとし、正当防衛を主張しています。しかし、捜査当局によると、相手側は銃を持っておらず、げたのは水のペットボトルだったということです。男は、銃による暴行などの罪で起訴されています。アメリカではロードレージが原因による死亡者は、毎年約30人に上っています。男は有罪となれば最大15年の禁固刑となります。