アメリカ南西部から北東部までの広範囲を冬の嵐が襲い、30万近くの世帯に停電の被害が出ました。
1日火曜日夜から週末にかけて、ニューメキシコ州からメイン州までの3200㎞以上にわたる地域を冬の嵐が襲い、1億人以上に注意が呼びかけられました。空の便は3日木曜日だけで5000便以上が欠航、各地の道路では 車の事故が相次ぎました。ミズーリ州の高速道路では、後方のタイヤが凍りついて回らない状態で走行している車がいました。
去年2月、寒波の影響で大規模な停電が発生したテキサス州では、住民が災害に備え 食料品を買い求め、スーパーマーケットの棚が空になりました。テキサス州の住民は「去年のような事態を恐れ、みんな食品を買いだめしています。」と語りました。アボット知事は、対策はしたが停電が発生しない保証はできないとし、会見で「停電しない保証はできませんが、州の電力が維持できるよう準備しています。」と語りました。
3日木曜日、各地で停電の被害が広がり、一時、テキサス州では およそ7万世帯、オハイオ州では およそ6万世帯、テネシー州では およそ15万世帯が、停電になりました。