新型コロナウイルスに感染後の長期的な後遺症が子供の患者にもでています。ニューヨーク市に住む13歳の少女は、感染後に体調不良が続いています。少女は「5日間症状が悪化し、その後5日間は回復していましたが 、また具合が悪くなり、その後ずっと続いています。」と語りました。
モンタナ州に住む13歳の少年は、去年11月に感染し、深刻な症状がでました。母親は「息子は思い症状に苦しみました」と語りました。少年は退院後、数カ月にもわたり頭痛などが続き、衰弱した状態です。今は心臓の薬などを服用しています。少年は「毎日起きるときに、ひどい頭痛と激しいめまいがします。ずっと病気の状態が続きつらいです。」と語りました。
彼らの症状は、子供の感染者に見られる 臓器の炎症ではなく、新型コロナウイルス感染による後遺症だと見られています。ある研究では、成人感染者のおよそ3分の1が後遺症に悩まされています。しかし、子供の後遺症に関しては、まだ調査が進んでいない状況です。
少年は国立感染症・アレルギー研究所のファウチ所長とオンラインで会話し、「医師は治してくれません、僕を助けて。」と話しました。この問いかけに、ファウチ所長は「後遺症のことは調査中で、数カ月~1年後にどうなるかなんとも言えないんだ。」と答えました。
24日水曜日、政府は感染の後遺症に関する 研究を進めると発表しました。ファウチ所長は「どう後遺症を治療していくかが重要です。既存の薬で治療できるといいのですが。」と語りました。