バイデン大統領は、就任100日後までの目標の1つに「学校の再開」 をあげています。現役の教育者でもあるファーストレディーのジル夫人が、学校再開について言及しました。
3日水曜日、ファーストレディーのジル夫人が、コネティカット州の小学校を訪問しました。視察した学校は、オンライン授業と併用する形で通学を再開しています。短期大学で教授として英語を教えているジル夫人は、教育者の目線から学校再開について語りました。ジル夫人「私も教師です。今はオンラインで教えています。先週、学生たちに聞いたんです、〈元気にしてる?〉と。彼らは〈バイデン教授、何とかやってます。でも教室に戻りたいです。〉と話していました。」
ある調査によると、全米の幼稚園から高校までの生徒のうち、44.7%が従来の通学での授業を毎日受けているということです。高校で歴史を教えている教師は、早く通常の授業に戻りたいといいます。 ABC記者の「どうしたら学校に戻れますか?」という問いかけに「教師のワクチン接種です。」と答えました。バイデン大統領は、就任100日後までの目標の一つに 「学校の再開」 をあげており、5月までに学校再開を目指しています。2日火曜日、バイデン大統領は、教職員へのワクチン接種を優先すると発表しました。バイデン大統領「3月末までにすべての教職員、保育士が、1回目のワクチン接種を受けられるようにします。」
先月12日、CDC疾病対策センターが発表した学校再開のガイドラインには、教職員のワクチン接種は、条件には含まれていませんでした。しかし、教職員組合の一部は、感染対策が不十分だとし、教職員をワクチン接種の優先対象にするよう求めていました。教職員は、政府が直接ワクチンを供給している、大手薬局チェーンの店舗・全米およそ9000カ所で、接種を受けられるということです。こうこうした薬局では各州の優先対象に関係なく、教職員は接種が受けられるということで、大手薬局チェーンのひとつ、CVSでは3日水曜日から教職員も接種対象に加えています。