複数のセクハラ疑惑と高齢者施設の死亡者数を隠ぺいした疑いでニューヨーク州のクオモ知事に対し、身内の民主党からも辞任を求める声がでています。
12日金曜日、クオモ知事に対し、7人目の女性がセクハラを告発しました。告発したのは女性記者で、2014年のパーティーで知事に手を握られ「不快にさせているか?恋人になれると思ったのに」と言われたということです。セクハラを受けたとされる6人目の女性は、現在も州政府で働く職員で、去年、クオモ知事の携帯電話の不具合に対応するため自宅に呼びつけられ、その際、ブラウスの下に手を入れられて肌を触られたということです。
クオモ知事は適切に誰かに触れたことはないと主張し、辞任はしない構えで「調査を進めてもらいましょう。辞任はしません。結果を待ちましょう 。」と語りました。
ニューヨーク州議会議員の半数以上、ニューヨーク州選出で民主党所属の連邦下院議員16人、さらに民主党上院トップのシューマー院内総務が辞任を要求しています。バイデン大統領は、ニューヨーク州司法省による捜査の結果を待つとした上で、セクハラの事実が確認された場合は、辞任すべきと発言しています。