コロラド州銃乱射事件で21歳の男が殺人の容疑で逮捕、起訴されました。
22日月曜日、コロラド州ボールダーにある大型スーパーマーケットで男が銃を乱射し、警察官1人を含む10人が死亡しました。当時店内で働いていた女性は身をかがめ、棚の下に隠れたといいます。女性は「犯人が私たちを見つけ、撃たれるのを待つような状況でした。こんな世の中なら生きていたくないと死を覚悟しました。(記者:特殊部隊を見たときは?) 助かった、死なずに済んだと思い感謝しました。」と語りました。
この事件で警察官1人を含む20歳から65歳の10人が死亡しました。 死亡した警察官は通報を受けて最初に現場に到着し頭部に銃弾を受けたということです。7人の子供の父親でした。25歳の女性はスーパーマーケットのマネージャーでこのスーパーで6年間勤めていました。ボールダー警察署長は「不条理な暴力で死亡した被害者を心から悼みます。」と語りました。
発砲した男は、現場で 警察官らと銃撃戦となり足に銃弾を受け、その後、拘束されました。警察によると男は21歳のアメリカ市民で、3歳のときにシリアから移住したということです。男は10件の殺人罪で起訴されました。
警察によると、被告は事件の2日前、マシンガンのようなものを家に持ち込み、驚いた家族が、取り上げたといいます。また、先週16日火曜日に別の銃を購入していました。高校時代のクラスメイトによると、被告はカッとなりやすい性格で、被告に仲間を殺すと脅されたことがあるということです。過去のフェイスブックへの投稿では、イスラム教ということで不当な扱いを受けたとするものがありますが、実際に被告による投稿かどうかは調査中です。
25日木曜日、被告は裁判所に出廷しました。弁護士は被告に精神疾患があるとし、精神鑑定を求めました。被告は取り調べに対し黙秘しており、動機は明らかになっていません。