感染増加と競うように、ワクチン接種も加速しています。これまでにアメリカでは1億5000万回以上の接種が行われました。
ニューヨーク州では、先月30日火曜日から、ワクチン接種の対象を30歳以上に引き下げました。6日には16歳以上に引き下げると発表しています。また、26日金曜日、ニューヨーク州ではワクチン接種完了証明と3日以内に行われた検査の陰性証明ができるアプリを発表しました。イベントやビジネスの再開に使われることになり、ニューヨーク市のマディソン・スクエアー・ガーデンなどがすでにこれを利用するとしています。
バイデン政権は、今月19日までに、大規模なワクチンの接種会場を増やし、薬局でのワクチン接種をさらに2000カ所、増やすと発表しました。合計4万件の薬局で接種が可能になります。バイデン大統領は「19日までに少なくとも90%の大人がワクチン接種の対象になるでしょう。あと3週間です ワクチンは十分にあります。」と語りました。
一方、31日水曜日、ニューヨークタイムズ紙は、メリーランド州にあるジョンソン・エンド・ジョンションのワクチンを製造している工場で、成分を誤って混合したことで約1500万回分のワクチンが供給できなくなったと報じました。これらのワクチンは、出荷されていないということです。