アメリカでは、ワクチン接種が予想以上の早さで進んでいます。2日金曜日、アメリカでは少なくとも1回のワクチン接種を受けた人が1億人を超えました。7日水曜日の段階で、全米の38州が接種対象年齢を16歳以上にしています。
6日火曜日、バイデン大統領は、今月19日から成人の全員がワクチン接種の対象になると発表しました。当初5月1日を目標としていましたが、2週間の前倒しとなりました。バイデン大統領は「全米で18歳以上の成人がワクチン接種の対象になります。複雑なルールや規制はもう必要ありません。」と語りました。
また、6日火曜日、ファイザーに続き、モデルナのワクチンも接種から6カ月後も高い予防効果が確認されたことが明らかになりました。
一方、 7日水曜日、コロラド州の大型ワクチン接種会場でジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種後、11人に吐き気やめまいの症状がでたとして、接種が中断されました。会場では、この日1700人に接種が行われていました。また、8日木曜日、ノースカロライナ州では2カ所の接種会場でジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種後、複数人に副反応があったとして、接種が中断されました。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、副反応に関する情報を収集した上で調査すると発表しています。専門家は、新型コロナウイルスのワクチンは、少しの問題も入念に調査をする姿勢をとっていているので、過剰に心配する必要はないとしています。