インディアナ州で8人が死亡する銃乱射事件がありました。
15日木曜日、インディアナ州インディアナポリスにある物流大手フェデックスの大型施設で銃乱射事件が発生、8人が死亡、他に少なくとも5人が病院に運ばれました。容疑者の男は、現場で自殺。事件当時、施設では100人以上が働いていました。目撃者は「3発の銃撃音を聞きました。友人が建物から人が出て来るのを見ました。」
男は19歳で、去年の8月から10月までここで働いたということですが、動機はまだ明らかになっていません。警察によると、去年3月、男が散弾銃を購入しことを発見した母親が、警察に自殺願望があると通報していました。散弾銃は押収され、男は精神疾患患者のための一時拘留施設に1カ月間入所しました。その後、去年4月にFBI連邦捜査局による聞き取りが行われましたが、危険はないと判断されたということです。
インディアナ州では危険と判断された人物が銃を入手できなくする「レッドフラッグ法」があり、一度危険と判断されると少なくとも6カ月間は銃の購入および所持を禁止しています。しかし、容疑者の男にはレッドフラッグ法が適用されておらず、去年7月と9月に事件で使われた2つの自動小銃を合法的に購入していました。
4人以上が銃撃の被害にあったマス・シューティング=銃乱射事件が、今月だけで29件以上起きています。16日金曜日、バイデン大統領は日米首脳会談の記者会見で「終わりにしなければならない。国家の恥です。」と相次ぐ銃撃事件に言及しました。