実生活でのワクチンの効果が発表されました。一方で、2回目の接種を受けていない人も多いことが明らかになりました。
アメリカでワクチン接種を完了した成人は、38.4%となりました。28日水曜日、CDC疾病対策センターは、ファイザーとモデルナのワクチンについて、65歳以上で接種が完了した人の入院を94%予防する効果を示したと分析結果を発表しました。1回のみの接種を受けた人への効果は64%でした。
一方で、ワクチン接種に消極的な姿勢も見られます。24日土曜日の段階で9日間平均のワクチンの接種回数が15.7%減少、ABCニュースとワシントンポスト紙による世論調査では24%の人がワクチン接種を受けるつもりがないと回答しています。
また、25日日曜日、CDCは500万人がファイザーまたはモデルナ、ワクチンの2回目の接種を受けていない可能性があると発表しました。予防効果を最大限、得るためには2回の接種が必要だとされています。46歳の男性は、モデルナ・ワクチンの1回目の接種後頭痛が続き、2回目の接種を受けるのをやめたといいます。 男性は「この症状が良くなるまで2回目を受ける気はありません」と語りました。
ワクチン接種を促す、各自治体の取り組みも見られます。ニューヨーク市では、市が運営するワクチン接種会場では16歳以上の人は、予約なしで接種を受けられるようになりました。26日月曜日、ウェストバージニア州では、16歳~35歳を対象にワクチン接種を受ければ100ドルの貯蓄債券を提供すると発表しました。