1回の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンが、再び受けられるようになりました。
24日土曜日、11日ぶりにジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種が再開されました。23日金曜日、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンに関してCDC疾病対策センターの専門家委員会による協議が行われ、接種による利益がリスクを上回るとし、接種の継続が推奨されました。
CDCによると、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種後に血栓が生じた事例は18歳から59歳の女性15人に確認されており、そのほとんどが脳の近くで3人が死亡、7人が入院中だということです。これまでに800万人が接種を受けていますが、他に深刻な症状は報告されていません。専門家は、今後半年で980万人に接種した場合、新たに26人に血栓が生じる可能性があるものの、1400人の感染による死亡、2200人の重症化を阻止できると考察しています。カリフォルニア州では30代男性に、接種後、脚に血栓が生じたとの報告がありますが、まだ、ワクチンとの関連性は明らかになっていません。
アメリカ保健当局は、血栓は適切な薬で治療可能だとしています。専門家は、接種後に頭痛、腹部や脚の痛み、呼吸困難がある場合は、すぐに医師に連絡するよう警告しています。
ABCニュースとワシントンポスト紙による世論調査では、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを安全だと回答した人は41%にとどまり、まだ接種を受けていない人の内73%がジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種を避けたいと回答しています。