サウスカロライナ州で酒に酔った２５歳の女が運転する車が、結婚式当日の新郎新婦に突っ込み、花嫁が死亡し花婿が重傷を負った事故で、女が刑務所からかけた電話の通話記録が、メディアに報道されました。

先月２８日金曜日、ジェイミー・コモラスキ容疑者２５歳が、新郎新婦の乗ったゴルフカートに車で突っ込み、花嫁のサマンサ・ハッチンソンさんが死亡しました。警察によると、コモラスキ容疑者は 制限速度が時速４０キロの道を１００キロ以上を出し、血中アルコール濃度は基準値の３倍だったということです。

事故の２日後、コモラスキ容疑者が刑務所から両親にかけた電話の通話記録がメディアで報道されました。それによると、コモラスキ容疑者は「なぜ私がこんな目に遭うのか？なぜ私なのか？何年も何年も刑務所にいることになるにちがいない。」などと語っています。また、別の電話で「予期せぬ事故だった。もちろん、わざとじゃなかった。」と語り、両親には泣きながら「私がどれだけ後悔して自責の念を感じているか、裁判官が理解してくれることを祈るしかない。私は悪人ではない。二度と悪いことはしない。」などと語っています。

結婚披露宴を終えた直後に２人は事故に遭遇し、花嫁のサマンサさんが死亡、花婿のエリックさんと一緒にいた２人が重症を負い、病院に運ばれました。結婚直後に妻を亡くしたエリックさんが、事故について語りました。ABCニュース記者の「容疑者に何か言いたいことは？ 」という質問にエリックさんは「いまは何も言えない。死ぬべきではなかった素晴らしい人の命を奪ったんだ 。」と涙ながらに答えました。

コモラスキ容疑者は、かなりの量の酒を飲んでいたとみられ、現場にはブレーキ痕はほとんど 残っていなかったということです。コモラスキ容疑者は、３件の危険運転致死傷罪と１件の過失致死罪で訴追されています。