新型コロナウイルスに関するニュースです。連休となった先週末、アメリカでは各地で多くの人出がみられました。
全米7日間平均の新規感染者数は約1万4000人となりました。6週間前と比べおよそ70%減少しています。ワクチン接種が進んでから初めてのアメリカの祝日だった、先月31日月曜日のメモリアルデー。各地でパレードやイベントが行われました。マスク無しで参加する人の姿も多くみられました。
週末は連休となり、各地のビーチでは人混みが見られ、バーベキューを楽しむ人も見られました。 旅行をした人も多く、ガソリン価格が7年ぶりの高騰し、去年より1ガロン当たり1ドル以上の高値となりました。この連休に3400万人がドライブ旅行に出かけたとみられています。
空の便では、27日木曜日から30日日曜日にかけて700万人が空港を利用しました。空港を利用した男性は「ワクチンのおかげで人々が旅行できる」と語りました。デルタ航空では、航空便の80~90%が満席となりました。一方で、旅客機内でのトラブルが急増していることから、サウスウエスト航空とアメリカン航空では、機内でのアルコール飲料の提供を中止しました。
一時、感染拡大が深刻だったニューヨーク市では、1日火曜日、感染による死亡者数がゼロになりました。陽性率は、0.83%でパンデミックが始まって以来、最も低くなりました。デブラシオ市長は会見で「ワクチン接種=自由です。」と語りました。
専門家は、ワクチン接種率の低い南部の州では、この連休後に感染者が増加する可能性があるとして懸念しています。