5月の消費者物価指数が発表されました。記録的インフレが続いていいます。
10日金曜日に労働省が発表した5月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて8.6%の上昇となり、40年ぶりの高い水準となりました。家庭では、生活費が去年よりも1カ月あたり346ドル多くかかっている状況です。ガソリン価格は、去年よりも約50%上昇、食料品は約12%上昇しています。ABCニュース記者の「インフレが続いたら生活に影響しますか?」という質問に、市民の1人は「すでに生活を変えました。出かけるのも、運転するのも、外食も控えています。」と語りました。
ある調査によると、物価の高騰を受け、67%の人が貯金を切り崩して生活費に充てているということです。また、クレジットカードの負債が、問題になってくるだろうと専門家はみています。バンクレートのシニア経済アナリストであるマーク・ハムリックさんは「家計をやりくりするためにクレジットカードの利用が増えています。物価の上昇と同時に負債が増えていく危険があります。」と語りました。
全米のレギュラーガソリンの平均価格は、5ドルを超えています。ミシガン州イザベラ郡の警察当局は、ガソリン価格の上昇による苦しい予算状況につてSNSに投稿しました。SNSには。ガソリン代の予算が底をついたため、通報にはできるだけ電話で対応するとしています。地域のパトロールは続け、必要な場合は出動すると書かれていましたが、現在、その投降は削除されています。