ニューヨーク州のマンハッタン地区検察がトランプ前大統領の企業とその最高財務責任者を脱税などの罪で起訴しました。
1日木曜日、ニューヨーク州マンハッタン地区検察は、トランプ前大統領の一族が経営する複合企業トランプ・オーガニゼーションとアレン・ワイセルバーグ最高財務責任者を15年に渡る税務処理の不正などで起訴したこと明らかにしました。トランプオーガニゼーションとワイセルバーグ氏は起訴内容を否認しています。トランプ・オーガニゼーションの弁護士は「244年間で地方の検察が元大統領を捜査したことはありません。」と語りました。
ワイセルバーグ氏は、1970年代からトランプ・オーガニゼーションに勤務していおり、会社からの手当として受け取った高級マンションの家賃、高級車のリース代、孫の学費などに対し、適切に納税していなかった疑いで捜査が進められていました。
トランプ氏はワイセルバーグ氏について「利益を守るためならどんな手でも使う」と表現していました。検察は、ワイセルバーグ氏の捜査協力をえて、トランプ氏とトランプ・オーガニゼーションの起訴につなげる狙いだとABCニュースは報じています。 ワイセルバーグ氏は、全ての罪で有罪となれば最大で15年の禁固刑が科されるということです。