14日(水)の時点で44州で新規感染者数が10%以上増加している。感染力が強いインドで発見されたデルタ株は新規感染者数の58%を占める。
ニューヨーク市では感染者数が1週間で182人から429人に増加している。カリフォルニア州ロサンゼルス郡では1カ月で新規感染者数が500%増加している。接種完了者 35%以下のアーカンソー州では、入院患者数が2週間で約55%増加している。アーカンソー医科大学副学長兼CEOは「他の州に比べアーカンソー州は、ワクチン接種率が低く、州内ではデルタ株が主要な感染になっている。この2つの事実が組み合わさり最悪の状況だ。」と語った。
ミシシッピ州では子供の感染者7人が集中治療室に、そのうち2人は人工呼吸器で治療を受けている。ミシシッピ大学メディカルセンター医師は「子供にも熱、咳、呼吸器系疾患など、コロナ感染の症状が出ている。子供がデルタ株に感染した場合、症状が悪化しやすいと考えられる。」と語った。
ユタ州ではサマーキャンプで集団感染が発生。ユタ郡保健当局は「分かっているだけでも1週間にサマーキャンプ10カ所で陽性者が出ている。」と語った。詳細は明らかになって居おらず、ほとんどが感染対策が不十分な泊りがけのキャンプで集団感染が起きたと伝えられている。