フロリダ州では、学校での子供のマスク着用を巡る議論が激化しています。
フロリダ州では、10日火曜日、複数の学区で新学期が始まりましたが、学校でのマスク着用は義務付けられていません。4年生を受け持つ教師は「ワクチン接種対象外の子供も教室にいます。感染を広げる可能性があります。国全体がパンデミックの中、知事は政治的な判断をしています。」と語りました。
フロリダ州は、全米で最も子供の入院患者が多い州です。しかし、デサンティス知事は学校でのマスク着用義務化を禁止し、9日月曜日、学区の教育長と教育委員会に対し、マスク着用を義務化する場合は給与差し止めの可能性もあるとしました。一部の学区では知事に従わず、学校でのマスク着用を義務化しています。
マスク着用に賛成の保護者は「マスクは全員が着用していなければ意味がありません。息子は実験台ではありません。人工呼吸器で治療されるよりましです。」と語りました。一方で、子供のマスク着用に反対の保護者も多くいます。
6日金曜日、フロリダ州の教育委員会は、マスク着用を巡り嫌がらせやいじめがあったと感じた場合、別の学区の私立学校に転校するための奨学金を認めるとしました。マスク着用が義務化された学区でマスクを着けたくない場合、また、義務化されていない学区でマスクを着用する場合、どちらも対象となります。デサンティス知事は「私は知事として、子供の教育について判断する親の権利を守ります。」と語りました。