感染拡大と競うように、ワクチン接種の義務化が進められています。また、接種完了者への追加接種、ブースターショットが一部で受けられることになります。
全米50州で、1回目のワクチン接種を受けた人が増加、11日水曜日の段階で、接種対象となっている12歳以上の人口で69.1%となっています。9日月曜日、国防総省は、約140万人いる現役軍人に9月中旬からワクチン接種を義務付けると発表しました。11日水曜日、カリフォルニア州では、全ての教職員にワクチン接種、または、週1回の感染検査を義務付けると発表しました。
また、11日水曜日、CDC疾病対策センターは、妊娠中の女性にワクチン接種を強く推奨するとしました。ワクチン接種で流産のリスクが増加しないこと、母子ともに安全上の心配がないという調査結果がでたということです。現在、1回目の接種を受けた妊婦は23%にとどまっています。
そうした中、デルタ株のまん延を受け、FDA医薬品局が、接種を完了した人が追加接種するブースターショットを一部承認すると見られています。免疫が低下している人を対象とし、腎臓移植を受けた人やがん患者で化学療法中の人なども含まれます。