ファイザー、またはモデルナのワクチン接種完了者に対し、3回目の追加接種、ブースターショットが推奨されました。
18日水曜日、ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策チームは、ファイザーまたはモデルナのワクチンの2回目の接種から8カ月以上が経過した18歳以上の全て人を対象に、3回目の追加接種、ブースターショットを受けることを強く推奨すると発表しました。
ビベック・マーシー公衆衛生局長は「最新のデータを検証した結果、追加接種を進めるのは今だと臨床上の判断をしました。最近のデータによると軽症、中等症を防ぐ効果が減少しています。免疫力の低下とまん延しているデルタ株の強力さが要因だと考えられます。」と語りました。
イスラエルの科学者が発表したデータによると、今年1月にファイザーのワクチン接種を完了した65歳以上の人への重症化を防ぐ効果が、弱まっているということです。 米国立衛生研究所のフランシス・コリンズ所長は「ワクチンの効果は時間とともに弱まります。イスラエルのデータによると1月に接種完了した人々にブレイクスルー感染が起きています。アメリカでも同じ状況が起き始めています。」と語りました。
FDA食品医薬品局の承認後 、追加接種は早ければ9月20日から行われる予定です。医療従事者、介護施設の住民、高齢者に優先的に行われます。FDAは、免疫不全がある人に対する追加接種はすでに承認しています。
当局は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを接種した人にも追加接種が必要になる可能性が高いとしていますが、判断にはより多くのデータが必要だとしています。