ルイジアナ州に上陸したハリケーンアイダで被害を受けた地域では復旧作業が続いています。
先月29日、カテゴリー4の大型ハリケーン「アイダ」がルイジアナ州に上陸、その後熱 帯低気圧となり北上、北東部に記録的豪雨をもたらしました。7日火曜日までに「アイダ」による死亡者は、8つの州で71人確認されています。そのうち52人は北東部の被害者です。8 日水曜日の段階でニュージャージー州では27人が死亡、4人が行方不明となっています。ニューヨーク市では各地でアパートの地下室が浸水し、11人が死亡しました。ルイジアナ州では洪水による家屋の床上浸水など被害が広範囲に及び、一時、約100万世帯が停電していました。9日木曜日の段階で80%が回復しています。一方で、ルイジアナ州の7つの高齢者施設が利用者を倉庫に避難させましたが、避難所の環境が劣悪だったとして、州の保健当局が、施設の免許を取り消しました。
バイデン大統領は、大きな被害をうけたルイジアナ州、ミシシッピ州 、ニューヨーク州、ニュージャージー州に対し、連邦政府からの支援を承認しました。支援は家屋の修繕や仮設住宅の建設など、復興に充てられるということです。被災地を訪問したバイデン大統領は「復旧だけではなく、今後の災害に備えが必要です。」と語り、気候変動対策と自身の大規模インフラ投資計画の重要性を訴えました。