ファイザー製、モデルナ製の3回目の接種となる追加接種に関してFDA医薬品局の専門家委員会による協議が行われます。
15日水曜日、FDA食品医薬品局は、ファイザー製ワクチンの追加接種に関するデータを公開しました。ファイザーは追加接種に関して、16歳以上を対象に2回目の接種から6カ月以上経過した人に推奨するとしています。また、ワクチンの有効性が低下することについて、変異ウイルス・デルタ株の影響ではなく、接種完了から時間が経過していることが要因だとしました。ファイザーによると2回目の接種から6カ月後、発症を防ぐ有効性が96%から84%に低下したということです。重症化や死亡を防ぐ有効性は高いままだということです。
一方、モデルナは追加接種に関して、2回目の接種から6カ月以上経過した人に推奨するとし、投与は従来の半分の量で十分な有効性が得られるとしています。ブラウン大学公衆衛生学部のアシシュ・ジャー学部長は「モデルナ製の投与量は 他よりもやや多いので、追加接種の投与量が少ないのだと考えられます。」と語りました。
ファイザー製ワクチンの追加接種に関しては、FDAによる専門家委員会の協議が17日金曜日に行われる予定です。モデルナ製に関しては、1~2週間後に協議が行われると見られています。FDAがファイザー製ワクチンの追加接種を承認した場合、その後CDC疾病対策センターによる協議が行われます。追加接種が始まるのは早くても来週末からと見られています。