今年3月、ケンタッキー州のルイビルで救急救命士だった黒人女性のブレオナ・テーラーさんが、交際相手と自宅で寝ていたところ、麻薬事件の捜査で踏み込んだ白人警察官から32発の銃撃を受け、死亡しました。その後、テーラーさんは、事件とは無関係だったことが明らかになっています。
23日水曜日、州の大陪審は、発砲に関与した警察官3人のうち、2人は正当防衛を認めて起訴せず、後に免職になった1人については、発砲で近隣住民を危険にさらした罪で起訴しましたが、テーラーさんを死亡させたことについては罪に問いませんでした。これを受けて、現場となったルイビルの他、ニューヨークやシカゴなど、他の都市でも大規模な抗議活動が行われています。