テキサス州の夫婦が軍の余剰品の収納ケースをオンラインで購入したところ、中から軍が使用する大量の銃が発見されました。FBIが捜査をおこなっています。
26日月曜日、テキサス州ヒューストンの一般住宅に、軍が使用するM16全自動小銃が少なくとも12丁配達され、捜査が行われました。配達を受け取った夫婦は、軍の余剰品や中古品を大量にまとめて購入し、インターネットのオークションサイトで小売りする副業を行っており、軍の余剰品である銃の収納ケース約100個をオンラインショップで購入しました。配達された商品の1つを開けてみると、空のはずのケースの中にM16全自動小銃が12丁入っており、驚いて通報したということです。配達を受け取った夫婦は「オンラインで誰でも買える収納ケースです。」と語りました。
また、入っていた12丁の銃には、使用していた兵士の名前と部署名が書かれたタグが付いていたということです。本来、厳重に管理されているはずの軍の武器が、誤って一般家庭に送られてしまった事態に専門家は驚きを隠せません。元ヒューストン警察署長は「M16全自動小銃が一般住宅に配達されたことは、衝撃的なだけでなく連邦犯罪にあたります。」と語りました。現在、夫婦が収納ケースを購入したオンラインショップは販売を中止しており、FBI連邦捜査局による捜査が進められています。合計何丁の銃が配達されたかは明らかにされていません。