ミズーリ州、セントルイスの高校で卒業生が銃を乱射。2人が死亡、7人がけがをしました。
24日月曜日、朝9時ごろ、セントルイスの芸術高校に19歳の卒業生が侵入し、銃を乱射しました。15歳の女子生徒と61歳の保健体育教師が死亡。7人がけがをしました。犯人は、警察官により現場で射殺されました。生徒が撮影した事件当時の校内の映像から、警察がすぐに駆け付け、生徒を避難させたことが分かります。ABCニュースの取材に対し、生徒の1人は「友人の手が血まみれでした。犯人に〈死ぬ準備はいいか?〉と聞かれ、泣き叫んでいました。」と語りました。
犯人は、事件のあった高校を去年卒業した元生徒です。前科はないということです。家族によると男は長期にわたり精神疾患をわずらっており、度々入院していたということです。男の車には、手書きのメモが残されていました。会見でセントルイス警察はメモについて「こう書かれていました〈友人も家族もいない、彼女がいたことは一度もない、孤独な人生だった、銃乱射にピッタリだ〉」と語りました。
事件前の今月15日、男が銃を入手したことに気づいた母親が警察に通報し、銃を取り上げていました。事件に使われたのはAR15型のライフル銃とみられ、男は600発以上の弾丸を所持していました。銃の入手経路について捜査が進められています。
事件が起きたとき、校内には7人の警備員がおり、校舎には鍵がかかっていたということです。模倣犯を防ぐため、侵入の経路は明らかにされていません。