5~11歳の子供へのワクチン接種が来月はじめにも始まります。
26日火曜日、FDA食品医薬品局の専門家委員会は、ファイザー製ワクチンについて5~11歳を対象とした接種を推奨するとしました。全米で2800万人の子供が対象となり、CDC疾病対策センターの承認後、早ければ11月初めにも接種が始まります。
投与量は成人の3分1で接種は2回です。治験では発症の予防効果が91%だったということです。若い男性に見られた副反応のひとつである心筋炎は、5~11歳への治験では確認されませんでした。ボストン小児病院で疫学を研究するジョン・ブラウンスタイン博士は「5~11歳のグループは投与量が少ないためか副反応は軽度でした。」と語りました。
全米でこれまでに5~11歳の子供200万人が新型コロナウイルスに感染し、8300人が入院、そのうち3分の1が集中治療室で治療を受けました。100人近くが死亡しています。世論調査では、保護者の3分の1がすぐに子供に接種を受けさせると回答しています。小児科医は「小児科医は新型コロナへの解決策を求めています。ワクチンには可能性があります。」と語りました。
また、25日月曜日、モデルナは6~11歳の子供を対象にしたワクチンの治験で、強い抗体の反応が見られたと発表しました。治験では、投与量を成人の半分にし、1回目の接種から28日後に2回目を接種しました。その結果、成人の若年層と比べて1.5倍の抗体が確認されたということです。副反応は、頭痛、腕の痛み、発熱、倦怠感など軽度なもので、モデルナはワクチンは安全だとしています。