米労働省が10日(水)に発表した10月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて6.2%上昇し31年ぶりの大幅な伸びを記録しました。 家計にも大きな影響をもたらしています。
物価の上昇は毎日の生活に必要なほぼ全ての商品に見られていて専門家は一世帯あたり平均月175ドル余分に生活費がかかっているとしています。ガソリンの価格は去年の同じ時期と比べて50%近く上昇し、「必需品のガソリンにひと月350ドルかかる」と話すドライバーもいます。食料品の価格も高騰していて ステーキ用の牛肉は去年より25%近く値上がりしています。
バイデン大統領は10日、物価の上昇によって多くの人が経済に不安を感じていることはわかっていると述べた上で、物流の遅延がインフレに拍車をかけているとして、国民に対し対策を約束しました。