アメリカで8日(月)、 1年半以上続いていた入国制限が緩和されました。
8日、ニューヨークの空港では、 到着した家族などとの久しぶりの再会を喜ぶ人たちの姿が見られました。 この日のアメリカ行きの国際線航空券の多くが売り切れたということです。
アメリカはこれまで、 中国やインド、ヨーロッパなどからの入国を原則禁止としていて、 制限が緩和されたのは約18ヵ月ぶりです。今後、アメリカに入国する18歳以上の旅行者は、ワクチン接種完了証明書と出発前3日以内の陰性証明を提示すれば入国できることになります。カナダやメキシコとの国境では、ワクチンの接種証明のみで入国できるということです。
一方で、先週から始まったファイザー製ワクチンの5歳から11歳の子供への接種が促進されていて、ニューヨーク市では8日、いくつかの公立小学校にワクチン接種会場を設けました。また、シカゴでは希望者が接種を受ける時間が取れるよう、12日金曜日は公立校を休みにすると発表しました。
今も3分の2の保護者が子供にワクチンを受けさせるのをためらっているとの調査もありますが、接種が開始された先週水曜日から一週間で、すでに100万人近くの子供が1回目の接種を受けているということです。