トランプ政権が、17日火曜日、アフガニスタンとイラクの駐留米軍を削減すると発表しました。
エスパー国防長官が解任されるなど、国防総省の複数の人事がトランプ大統領に近い人物に入れ替えられて1週間。ミラー国防長官代行がアフガニスタンなどの駐留米軍削減を発表しました。会見でミラー国防長官代行は「2021年1月15日までにアフガニスタン駐留米軍部隊は2500人にし、イラク駐留部隊も2500人にします。」と語りました。アフガニスタンでは2000人の部隊削減。そしてイラクでは500人の削減になります。
アフガニスタンなどで対テロ戦争に従事する駐留米軍の撤退は、トランプ大統領の選挙公約でした。しかし、急ぎ過ぎれば、アメリカをテロの危険にさらす可能性があるとして共和党内からも懸念の声が上がっています。共和党ミッチ・マコネル上院内総務は「アフガニスタンでもイラクでも、軽率な部隊削減は間違えだ。」と語りました。
トランプ大統領は先週イランの核施設攻撃も提案したとされており、任期終了まで2ヶ月あまりに迫ったトランプ政権の動きが注視されています。