コロナの規制がほぼなくなって初めての感謝祭の連休の前日、多くの人が旅行にでかけ、空港や道路は大混雑しました。
感謝祭の連休で帰省ラッシュのピークが最もひどくなると言われる23日水曜日、各地で道路は大渋滞となりました。AAA全米自動車協会は、今年の感謝祭の連休に4900万人近くの人がドライブ旅行をすると予想しています。これは去年よりも多く、2019年のパンデミック前の規模に近づいているということです。ガソリン価格が下がったことが、ドライブ旅行増加の要因の一つと言われています。23日の段階で全米平均ガソリン価格は約3.61ドル。1年前よりは高いものの、1週間前からより13セント値下がりしています。
一方、この連休中に約450万人が空路で旅行に出たとされています。航空券は去年より43%値上がりしているにもかかわらず、23日、各地の空港はセキュリティチェックに行列ができる大混雑に見舞われました。人手不足と悪天候でキャンセル便が続出した今年の夏のような混乱が生じる恐れはあるのか、ABCニュースの記者が聞きました。ABCニュース記者の「夏の混乱でなにか学びましたか」と言う質問に、ユナイテッド航空の担当者は「クルーにも旅客機にも余裕を持たせる必要性を学びました」と答えました。専門家は帰りの便でも空港へには早めに行き、なるべく荷物の預け入れはしないよう勧めています。
そうした中、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港でハプニングが発生しました。TSA運輸保安局は預け入れ荷物のスクリーニング中、くっきりと見える猫の影を発見。なんと滞在していた家の猫がこっそり荷物に入り込んでしまったそうで荷物の持ち主もビックリ。空港から連絡を受けた飼い主がすぐに迎えに行き、お騒がせの猫は無事に家に戻ったということです。飼い主によると、家に帰った猫は、この日、おやつをいつもより多めにもらったそうですが、全く動揺した様子もなく、何事もなかったかのように過ごしているということです。