ウィスコンシン州でクリスマスパレードの列に車が突っ込んだ事件で、新たに少年1人が死亡。死傷者は68人に上っています。
事件が起きたのは21日日曜日、ウィスコンシン州ウォーケシャで恒例のクリスマスパーレドの列に車が突っ込み、68人の死傷者が出ました。23日火曜日、病院で治療を受けていた8歳の少年が死亡し、6人目の犠牲者となりました。一緒にいた12歳になる少年の兄はまだ入院中ですが、回復に向かっているということです。また、ダンシング・グラニーというグループでパレードに参加していた3人が死亡しました。一緒に踊っていた友人は「ショック状態でした。初めは信じられませんでした。」と語りました。
車を運転していたダレル・ブルックス被告39歳は意図的にパレードに車を突っ込んだと見られています。犯行の詳しい動機などはわかっていませんが、直前に家庭内で何らかの騒ぎがあったいうことです。また、事件の3週間前に自分の子供の母親を殴り、車でひいたとして起訴され、保釈されたばかりでした。
ブルックス被告が犯行後、民家のドアを叩いている姿が防犯カメラに写っており、「ウーバーを呼んで待っているのだけどこないんだ。電話してもらえますか。」と話していました。ブルックス被告は、この後、警察に包囲され逮捕されました。ブルックス被告は、まず6件の第1級殺人罪で起訴されるということですが、今後、罪状が増えるとみられています。