現役警察官の男が別人に成り済まし、オンライン上で交際していた15歳の少女の家族3人を殺害し、少女を誘拐する事件が起きました。
先月25日金曜日、カリフォルニア州リバーザイドの住宅で放火とみられる火災が発生、家の中から、手を後ろに縛られ殺害された家族3人の遺体が発見されました。容疑者として浮上したのは、バージニア州の警察官、オースティン・リー・エドワード容疑者28歳です。エドワード容疑者は、キャットフィッシングと呼ばれる別人に成り済ますオンライン詐欺で、17歳の少年だと偽り、カリフォルニア州に住む15歳の少女とオンライン上で交際していました。
警察は、容疑者がバージニア州からカリフォルニア州まで車を運転し、少女の家を訪れ、祖父母と母親を殺害し放火、その後、少女を誘拐したとみています。リバーサイド警察は「容疑者は少女の祖父母と母親を殺しました。国を横断して少女を性的に搾取しようとしたのです。」と語りました。
男に嫌々車に乗せられる少女を見たという通報があり警察が出動。カーチェイスの末、警察との銃撃戦になり、容疑者は自殺しました。少女にはけがもなく、無事だということです。遺族は涙ながらに、子供たちを危険から守るよう保護者に呼びかけました。会見で少女の伯母は「キャットフィッシングのせいで大切な家族3人を失いました。保護者のみなさん 子供たちのオンライン活動を確認してください。何をして、誰と話しているのか聞いてください。誰でも別人に成り済ませます。」と語りました。警察も改めて、保護者に注意を呼び掛けています。