インフレや景気後退への不安が高まっているにもかかわらず、今年の年末商戦は好調な滑り出しを見せています。
全米小売業協会によると、今年の感謝祭の連休中、約1億9700万人が店頭またはオンラインで買い物をし、去年より10%近く増加しました。年末商戦が始まるブラックフライデーには、オンラインの売上高が91億2000万ドルで過去最高を記録しました。特にビデオゲームやパソコンなどの電子機器の割引率が高く、オンラインでの売上を伸ばしています。サイバーマンデーの売り上げも113億ドルと去年より5.8%増加、過去最高を記録しました。
専門家はインフレや金利の上昇にもかかわらず、売上がのびている背景には、失業率の低さがあると見ています。
一方、売上が記録的であっても、40年ぶりの高いインフレで利益率が下がる可能性もあるといいます。RetailMeNot編集部は「生活費の値上がりで消費者の予算が減り、小売店は値下げを強いられています。」と語りました。