FRB連邦準備制度理事会のパウエル議長は、インフレ抑制に積極的な対応は続けるとしながらも、利上げについては0.5%と減速する判断を発表しました。
連邦準備制度理事会のジェローム・パウエル議長は「政策金利を0.5%引き上げます。」と語りました。FRB連邦準備制度理事会は、14日水曜日、今年最後の会合で政策金利を0.5%引き上げることを発表しました。依然高い水準を維持していますが、前回までの4会合連続の0.75%引き上げからは縮小しています。
金利の引き上げはインフレを抑え込むのが狙いです。積極的な金利引き上げで11月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて7.1%上昇となり、上昇率は鈍化しています。しかし、食料品から家賃まで価格はまだまだ高く、FRBは今後も利上げを続けることを示唆しています。
MIZUHOアメリカのエコノミスト、アレックス・ペル氏は「FRBは利上げのペースを緩めるでしょう。2023年は0.25%の利上げで、インフレの抑制を維持できるか確認しながらの動きとなるでしょう。」と語りました。