バイデン大統領が、同性婚や異なる人種間での結婚を保護する法案に署名しました。
13日火曜日 同性婚と異人種間の結婚を保護する「結婚尊重法案」に、バイデン大統領が署名し法律が成立しました。バイデン大統領「今日、アメリカが平等に向けて大切な1歩を踏み出しました。」と演説で語りました。
この法律では、州が性別、人種、民族性を理由に婚姻の法的有効性を否定することを禁止し、同性婚を認めない州でも、合法の州で発行された婚姻関係を認めるよう定めたものです。この法律で事実上、同性婚が保証されることになります。バイデン大統領は「結婚とは誰を愛し、誰に忠実でいるかを決めるシンプルなものです。この法律で、すべての人が政府の介入なく、その答えを自分で出す権利を得られます。」と語りました。
トランプ前大統領が任命した保守派の判事が過半数となった最高裁が、今年6月に人工妊娠中絶の権利を認めた判決を覆したことから、同性婚の権利を認めた判決についても覆されることが懸念され、この法律の施行は民主党の急務とされていました。
世論調査では国民の約70%が同性婚を支持しており、今回の法案成立に向けて上下両院で一部の共和党議員が賛成に回り、超党派での成立となっています。