また旅客機の乗客が暴れる事件が起きました。飛行中、男が客室乗務員と航空保安官を攻撃し、飛行機は緊急着陸しました。
事件が起きたのは、9日木曜日、ワシントンDCからロサンゼルスに向かうデルタ航空機内です。35歳の男が客室乗務員と航空保安官に暴行を加えたとして機内の座席に拘束されました。その後、飛行機は、オクラホマ州のオクラホマシティーに緊急着陸し、男は迷惑行為と公共の場で酩酊した罪などで訴追されました。乗り合わせていた乗客の1人は「指図されたことに対して叫んでいるようでした。」と語りました。また別の乗客は「千フィートもの上空で恐ろしい経験をし、どうしたらいいのか分かりませんでした。」と語りました。
連邦航空局によると、今年だけで迷惑行為に及んだ乗客は5500人以上報告されており、過去最多となっています。多発する機内でのトラブルを受けてFAA連邦航空局が、今年の初めに航空機内の迷惑行為に対する罰金を大幅に引き上げたことで、トラブルはピーク時の半数ほどに減っています。それでもパンデミック前よりはるかに多く、年末年始の帰省ラッシュを目前に控え、さらなる改善策が求められています。