新型コロナウイルス、インフルエンザ、RSウイルスのトリプルデミックで子供用の解熱鎮痛剤や抗生物質などの薬が不足しています。

トリプルデミックで全米の病床使用率は79％となっています。そうした中、19日月曜日、大手薬局チェーンCVSとウォルグリーンは、イブプロフェンやアセトアミノフェンが成分の子供用の解熱鎮痛剤の販売数を制限すると発表しました。CVSは、すべての客が薬を購入できるように、店頭とオンラインでの子供用鎮痛剤の購入可能な数を２個つに制限するとしました。ウォルグリーンは、オンラインでの子供用解熱剤の購入可能な数を６個つに制限するとしました。店頭での購入制限はもうけていません。ホワイトハウスは、薬の供給量は十分にあり、品不足は一部の地域だけだとしています。ホワイトハウス新型コロナ対策チームのアシシュ・ジャー調整官は「薬は24時間無休で製造しており、供給量は十分にあります。トリプルデミックや他の病気で需要が高まり、一時的に一部の地域で品不足になりました。」と語りました。

また、トリプルデミックの影響で処方箋薬の抗生物質、アモキシ　シリンが不足しています。薬局経営者は「カプセル薬を液体薬に作り変え アモキシシリン不足に対応しています。」と語りました。コロラド州在住のゼイラちゃん５歳は、新型コロナウイルスと耳の感染症に罹患しました。母親は、19カ所の薬局に連絡をしてようやくアモキシシリンを入手できたといいます。ゼイラちゃんの母親は「在庫があると聞いてほっとしました。買ってすぐに車内で子供に薬を飲ませました。」と語りました。