フロリダにカテゴリー4の大型ハリケーン「イアン」が上陸して3週間以上が経ち懸命の復興作業が行われています。 ABCニュースが現地の様子を取材しました。
カテゴリー4の強い勢力を保ちながらフロリダ州を直撃したハリケーン「イアン」。 その威力で 倒壊した、フロリダ半島とサニベル島をつなぐ橋が修復され19日(水曜日)開通しました。
ハリケーン後、初めて住民が 島に戻ることが可能になりました。ハリケーンで一時は完全に寸断されてしまったこの橋は島への唯一の道路です。 再開した橋は 仮のものですが住民にはもちろん、救急隊員や復旧作業員にとっても必要不可欠なライフラインです。
「復興への最大の難関はがれき処理です、このがれきを全てダンプカーに積み込むと車列は430マイル以上になるということです」
洪水によってたまった水にはさらなる危険が潜んでいます。一部の地域では人食いバクテリアが安全値の100倍に達しており感染と死亡者数が増えています。
専門家は、たまった水には近寄らないよう呼びかけています。 一方、フロリダ州消防署によると車体が海水に浸かった電気自動車の火災も大きな問題だということです。 海水の塩分が車のバッテリーをショートさせ発火する事態が相次いでいます。