全米各地で、マスク着用を巡る論争が広がっています。
ユタ州では、州知事が学校内で生徒と教師にマスク着用を義務化していますが、これに対し、抗議活動が行われています。抗議活動に参加していた市民は「完全に間違っていると思います これは政治的なでっち上げ マスクには反対です」と語りました。マスク着用に反対する人々は、ユタ郡の委員会会議にマスク無しで着席しました。議長が「みなさんは、とるべき行動と逆のことをしています 距離を保ちマスクを着用するべきです 」というと一斉にブーイングがおきました。委員会会議はこの後、打ち切りとなりました。
一方、きのう、州全域でのマスク着用の義務化に消極的だったコロラド州とアーカンソー州が 感染拡大を受けて州全域で義務化すると発表しました。また、アラバマ州ではきのうから州全域でのマスク着用の義務化が適用されています。感染拡大が深刻なテキサス州では、2週間前にマスク着用の義務化が適用されました。アボット州知事は「感染拡大を抑えるにはマスク着用が不可欠です。」と住民に訴えています。
今週CDC疾病対策センターのレッドフィールド所長は、全員がマスクを着用すれば数週間で状況を変えられると発言し、感染拡大を防止するために、それぞれがマスクをしてソーシャルディスタンシングを守り、そして、こまめな手洗いを呼びかけています。