新型コロナウイルス感染拡大はアメリカの経済指標に記録的な打撃を与えました。
今年の4月~6月にあたる第2四半期のGDP国内総生産が年率換算で前の3カ月と比べてマイナス32.9%となりました。 これは1947年の統計開始以来最悪の落ち込みです。景気は一向に回復せず各地のフードバンクには長い列ができています。先週1週間であらたに失業保険を申請した人は140万人にのぼっています。これまで、およそ3000万人の失業者に、週$600給付されていた追加支援が今日期限を迎えました。失業保険に上乗せする形で支給しれていたこの追加支援が、命綱になっていた人も多くいます。しかし追加支援策を協議する議会では週$600を維持したい民主党と、働く意欲を削いでいるとして金額を大幅に減らしたい共和党との間で折り合いがつかず、いまだ合意できていません。 共和党は緊急対策として週$200の臨時支援策を提案しましたが、民主党は受け入れない見通しで、再び追加支援金が市民の手に届くまでには少なくとも数週間はかかると ABCニュースは伝えています。