専門家によりマスク着用が呼びかけられている中、フロリダ州では郡保安当局がマスク着用を禁止し物議を醸しています。また、マスクの素材ごとに飛沫の防止効果を測定した研究が発表されました。
マスク着用を禁止したのは、フロリダ州マリオン郡の保安当局です。保安官らに対し、勤務中のマスク着用を禁止、また保安事務所を訪れる人にもマスクを禁止しています。刑務所や病院など、感染患者と接する可能性がある場合は例外とし、明確な意思疎通のため、また、本人確認のためとしています。
一方、専門家らが飛沫防止のためマスク着用を呼びかけていますが、デューク大学は、マスクの素材ごとに飛沫の防止効果を測定し発表しました。測定では、それぞれのマスクを着用して同じ言葉を発し、光によって飛沫を可視化。飛沫が多くみられるほど、マスクとしての飛沫防止効果が低いとてしいます。測定によると顔に密着するタイプのN95マスク、3層のサージカルマスク、綿とポリプロピレン混紡のマスクが飛沫を防ぐ上で効果的だとったということです。フリースとして測定に使われたのは、ジョギングなどで使われる筒状のフェイスカバーで、マスク無しで話すよりも、細かい粒子の飛沫が放出されました。デューク大学 准教授は「飛沫の微粒子は空気で移動しやすく、問題かもしれません。」と語りました。しかし、専門家は、飛沫の大きさにより感染の可能性が高くなるかは確認されておらず、どんなタイプのマスクであれ、着用しないよりは、着用したほうが望ましいとしています。
失業保険への上乗せや、家賃未払いが理由の立ち退きを禁止する政策などが含まれる追加の経済対策ですが、先週金曜日にトランプ政権と民主党との交渉が暗唱に乗り上げてから初めて、きのう、ムニューシン財務長官とペロシ下院議長が交渉再開について話し合いました。しかし双方の隔たりは依然大きく物別れに終わったということです。合意には時間がかかりそうです。