トランプ大統領は、通学による学校再開を強く後押ししており、今週、学校再開に関する声明を発表しました。
トランプ大統領は「学校を再開するべきです。特に幼い子供は、感染の影響は少なく学校での教育が必要です。」と会見で語りました。12日、トランプ政権は、学校再開を推奨するとし、安全対策についての声明を発表しました。子供には感染による深刻な症状がおきる危険性が少なく、子供の教育が国家として何よりも大事だとした上で、手洗い、換気、室内で大人数を避ける、などの対策を推奨しています。 マスク着用に関しては、義務化せず、ソーシャルディスタンシングを保てない場合に限り推奨するとしていますが、1億2500万の再利用可能なマスクを学校に配布する予定だということです。国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、学校を再開するには、その地域の感染陽性率が10%以下であることを条件にあげています。また、新型コロナウイルス対策チームも引用している、フィラデルフィアの小児病院の調査によると、大都市のシカゴ、ボストン、ボルチモアに感染拡大の可能性があると見られています。フィラデルフィア小児病院の調査担当者は「この3都市で夏の後半から顕著な感染がみられます。数週間後には夜間は冷え込むようになり、感染拡大の恐れがあります」と話しています。
きのう、労働省が発表した統計によると、先週1週間の新規失業保険の申請件数は、96万3千件で、
経済の閉鎖が始まった3月以来初めて100万件を下回りました。しかし依然1550万人が失業保険を受け取っており専門家は、一時解雇が多かった3月、4月の状況と比べて今は完全に解雇されるケースが多いと分析していて議会で交渉が難航している追加の経済政策の一刻も早い合意が求められているとしています。