アメリカでは新な感染者数は減少傾向にありますが、 1日の感染による死亡者数のこの1週間の平均は1000人以上となっています。各地で新学期が始まり、学生や教職員に感染が確認されています。
インディアナ州のノートルダム大学では、キャンパスの外で行われたパーティに参加した学生89人に感染が確認されました。大学は期間を2週間と定め、大学の授業をオンラインに移行、共有設備の閉鎖、キャンパスの外にいる生徒の大学校内への立ち入りを禁止しました。テキサス大学オースティン校、コロラド大学ボルダー校では、学生の寮への受け入れを始めていますが感染拡大を懸念する声も聞かれます。
大学生「 対面での講義があります。マスクや手洗いなどで対策しますが、感染の心配はあります。」
ノースカロライナ大学チャペルヒル校では、ソーシャルディスタンシングを無視したパーティーで騒ぐ学生の行動が問題視されていましたが、およそ130人の学生に感染が確認されたことから、今学期の対面式授業を中止し、学生にはキャンパスから出るよう勧めています。
大学生「しばらく待ってみます。寮を出る必要があれば家に帰ります 。」
ニューヨーク州のイサカ大学は今学期の講義をオンラインのみにすると発表しました。ミシシッピ州では、学校再開後に400人以上の感染者が確認され、2000人以上の生徒とおよそ600人の教師が 隔離措置となっています。ジョージア州のチェロキー郡では、2200人以上の生徒と教職員に隔離措置がとられ、高校2校が閉鎖されていましたが、3校目が閉鎖となりました。新型コロナ対策チームの専門家らは、学校再開に対し、慎重な姿勢を見せています。
国立アレルギー感染症研究所ファウチ所長 「感染者数が人口10万人当たり100人以上、または感染陽性率が10%以上の場合は、学校再開を考え直してください 。」