ワクチンの開発が急がれている中、専門家は、臨床試験に 黒人やヒスパニック系のボランティアが必要だと呼びかけています。
今週、ウォールストリートジャーナル紙が報じた分析によると、パンデミックが始まって以降、55歳以下で死亡した人のうち、新型コロナウイルス感染による死者は、白人では3%、黒人が11%、ヒスパニック系が18%、ネイティブアメリカンが24%だということです。
FDA食品医薬品局スティーブン・ハーン長官「 ワクチンは誰が接種しても安全で有効であるべきで、感染が深刻な人々への影響も検証が必要です」
ワクチン開発で、3万人を対象にした臨床試験の最終段階に入っているバイオテクノロジー企業モデルナでは、白人以外の治験ボランティアが圧倒的に少なく異なる人種の人々にボランティアを呼びかけています。
新型コロナウイルスは心臓病と癌に続いてアメリカの死亡原因の第3位になっています。ワシントン大学の研究所は12月1日までに30万人が新型コロナウイルス感染により死亡すると推測していて、有効なワクチンの開発が急がれています。